有川浩 「阪急電車」
2011年4月11日
阪急電車 有川 浩
この小説、知ったのは実は約2年前。
前の職場の司書さんが、「最近の中学生はこの作家ですよ!」って
教えてくれたのが有川 浩だった。
当時、通勤沿線だったので阪急電車に“おっ!”とはしたものの…
少し手に取って読んでは見たんだけど読破は出来ずにいたんだ。
それが、今年の2月頃最近映画化されると友達から聞いて読んでみようと思ったんだなぁ。
配役がわかってる段階で読んだものだから、登場人物を映画俳優で思い浮かべながら読み進めてしまったのが少し残念だったけど。
それぞれの登場人物の重なり合っていくことが読み進める原動力にもなっていく気がした。
翔子の強がりやミサのすがりたくなる気持ちや康江の中途半端な波長合わせとか。。
どの部分も少しずつあるよなーって感じで。
2年前に、この本に出会ってすぐ読んでたらまた違っただろうなとは思う。
でも、きっとこのタイミングが出会うタイミングだったんだろう。
一つ心残りは、通勤してる途中でこんな風に一つ一つの駅にちなんで物語があるかもって考えながら通勤出来たら楽しかったのになー。っていうぐらいかな。