野中 柊 「恋人たち」
2011年5月17日
いかにも!なタイトルである。
「何読んでるの?」と尋ねられると、
ちょっと恥ずかしくて言えないなって思ってしまう。
いやー
ともかく、何だか無性に恋愛物を読みたくなったのだ。
そう言えば…
最近というか、ここ2~3年全てにおいて恋愛色の強いものに手を出せずにいた。
よくわかんないけど、見たくないスイッチが入ってた。
その理由は何となく分かるけど、ここでは触れないでおこう。
静かに進んでくこの展開が結構今のペースに合っていて、
内容も図書館で単に手に取っただけだったにしては結構私好みだった。
彩夏の大貫さんへの愛や
恭ちゃんの舞子への愛や
大貫さんの気取らない見せない優しさや
舞子の過去を見ることへの戸惑いや
じんわりと届いてくる淡い愛のやりとりが今の私にじんわり染みわたっていく感じだった。
どストレート過ぎない愛の形に、少し羨望したりする。