割田剛雄 「般若心経」
2011年11月17日
私は小さい頃から、お経を聞いて育ちました。
信心深い家庭なほうではないですが、幼い頃よくおばあちゃんが般若心経唱えていたので音としても耳によく残っています。
般若心経だけに限らず、お経の音の響きが好きで、よく口ずさんでいました。
なぜかお経って口ずさむだけで落ち着きます。
でも、般若心経にどんな意味があるかなんて本気で考えたことすらありませんでした。
この本は、たまたま本屋で手に取ってしまったのがきっかけ。
お釈迦さまに何か引き合うものを感じ、即購入。
読み終えると、なぜかスーっとしたのを今でも覚えています。
何度読んでもそう。心が水で清められた(サッと水がかかった)ような感覚です。
そもそも、目の前にある私が感じる苦痛と思われるものは私自身が作り出したイメージにすぎない。
もともと実体のない空虚なもの(=空)なのだから。
そうかもしれませんよ。
私自身が悩んで苦しんでいると感じているモノヒト事は、自分自身の被害妄想や思いこみで作り上げられているのかもしれません。